カラコンをしていると「視界が曇る」とか「ぼんやりして見える」ことがありませんか?「まさかカラコンの色のせい?!」と思ってしまうかもしれませんが、カラコンの色は視野には影響しません。
ではなぜ、カラコンを入れているときに視界が曇ることがあるのでしょうか。その原因と対策をご紹介していきます。
カラコンで視界が曇るのはなぜ?おもな要因と対策を紹介
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カラコンで視界が曇るおもな要因3つ
- レンズの汚れ
- 目の乾燥
- 左右のレンズを逆につけている
という3点です。
まず、レンズの汚れですが、カラコンのレンズにほこりやゴミ、花粉がくっついてしまうことがあります。そうなると視界がぼやけて見えるようになることがあります。また、カラコンを入れるときには指の上にカラコンをのせて目に入れますが、そのときに指先に化粧品やクリームなどがついていると、レンズが汚れてしまいます。
あとは、目の病気が原因で目から分泌物が出てレンズを汚してしまうというケースもあります。
次に、目の乾燥ですが「なんで乾燥したら視界がぼやけるの?」とちょっと不思議ですよね。
カラコンをしていると目が乾燥しやすくなります。特に、含水率が高いカラコンを長時間入れていると、レンズが乾燥したらその分の水分を目から取ってしまうので乾燥しやすくなるんです。
目が乾燥すると、カラコンのレンズと眼球の間にある涙が少なくなって不安定な状態になります。
そうすると、視界がぼやけて見えることがあります。
エアコンが効いた部屋でスマホやパソコンの作業を
長時間している時などは目が乾燥しやすいので、要注意です。
そして最後に、左右のレンズの取り違えも視界がぼやける原因になります。
度が入っているカラコンの場合、左右の度数が違うことがあります。そのような場合に、右と左のレンズを間違えて入れると、矯正の度数があわないので視界がぼやけたり、見え方に違和感が出ることがあります。レンズを、開けるときに間違えてしまったり、保管するときに逆にケースに入れてしまったりすると、そのまま左右反対のレンズを装着してしまう原因になります。
この場合は左右正しいレンズを入れれば、ぼやけや違和感が解決します。
【カラコンの曇り対策】レンズの汚れが原因の場合
レンズを、汚さないようにするためには
- レンズを触る前に手を洗う
- レンズの洗浄を念入りに行う
- レンズケースをきれいにする
が大切です。
レンズを触るときに手が汚れていたら、その汚れがレンズにそのまま付いてしまいます。
レンズを触る前には手を洗って清潔な状態にしておきましょう。手が汚れないようにメイクをする前にカラコンを入れる方がいいかもしれません。
また、1回使いきりのワンデータイプのカラコンではなく何度も使う2ウィークなどのカラコンの場合は洗浄をしっかりすることもポイントになります。こすり洗いとすすぎ洗いをちゃんと丁寧にして、レンズを清潔に保てるようにケアをしましょう。
洗浄液がカラコンにも使用できるものか、タンパク質を除去できる洗浄液かどうかも要チェックです。
そして、カラコンを保管するレンズケースも綺麗な状態を保てるようにしておきたいですね。
【カラコンの曇り対策】ドライアイが原因の場合
- 目薬をさす
- まばたきを意識する
- 長時間の使用を避ける
- 含水率の低いカラコンを選ぶ
長時間のパソコン作業やスマホの操作で目が乾燥してドライアイになっている場合は、カラコンをしたままでも使用できる目薬をさすのが効果的です。
こまめに目薬をさすことで、乾燥を防ぐことができます。
また、意識してまばたきをするのも効果的です。まばたきの回数が減るとそれだけ乾燥しやすくなります。
カラコンの長時間の使用を避けることや、目が乾燥しにくくドライアイの人にもオススメの含水率が低いカラコンを選ぶのも乾燥対策として効果的です。
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解決しない場合は眼科を受診しましょう
対策をしても、視界のぼやけが解決しないという場合は、目のトラブルや視力の変化、ベースカーブが合っていないことなどが原因ということもあります。 ぼやけや違和感が消えないようなら、眼科を受診して診断して貰いましょう。
まとめ
カラコンをしていて「視界がぼやける!」「視界が曇る」という時の原因は、レンズの汚れや乾燥、左右のレンズの取り違えが原因として考えられます。
レンズを綺麗に洗浄すること、汚れた手でレンズを触らないように手を洗ったり、メイク前にカラコンを入れたりするようにしましょう。また、乾燥が原因の場合は、こまめな目薬や使用時間を短くするといった対策も有効です。
対策をしても、視界のぼやけや曇りがなくならないときは眼科を受診するのがオススメです。