みなさんは、「乱視」という言葉を聞いたことがありますか?カラコンやコンタクトレンズを着用している人なら、一度は耳にしたことのあるはず。今回は、乱視について、また乱視用カラコンを購入する際の注意点や選び方をご紹介していきたいと思います。目は非常にデリケート!正しい知識を身につけて、安全にカラコンを使用しましょう!
乱視用カラコンとは?~購入時の注意点や選び方~
▼ページ目次▼
乱視とは?
乱視とは、角膜や水晶体のゆがみのために、目に入ってきた光の焦点が複数できてしまう状態をいいます。
角膜または水晶体がラグビーボールのようになってしまっているため、光の屈折に差が生じ、ピントが一ヶ所であわなくなってしまい、像がぼやけたり、二重に見えたりすることがあります。
主な症状として、
■ピントを合わせようとして目を細めてしまうことが多い
■眼鏡やコンタクトをしていても見にくいと感じることがある
■夜空の月が2重に見えたり、夜景の光がにじんで見えたりする
■パソコンの文字が読みにくいと感じることがある
■目が疲れやすく、頭痛や肩こりがある
■まばたきするたびに視界がブレる
などの項目があります。
乱視を放っておくと、無理やりピント調整しようとするため、上記に記載した症状や、目が疲れたり、頭痛や肩こりといった症状を引き起こしたりすることがあります。
見え方に関わってくる乱視や、疲れの原因となるような乱視は、眼鏡やコンタクトレンズで矯正することをおすすめします。
もしかして乱視かも?簡単なセルフチェック!
視力検査と同じように片目ずつ、右上の図を見てみてください。
線はすべて同じ長さ・太さ・濃さです。線の濃さや太さに違いを感じた場合、乱視の可能性があります。
乱視用のカラコンは普通のカラコンとはどう違うの?
乱視用の人がカラコンを付けると、裸眼の時に比べて症状が和らぐことがありますが、実際にはきちんと補正できているわけではありません。
乱視には、乱視用のカラコンを選ぶのが基本となります。
乱視用のカラコンは、コンタクトレンズと目の乱視軸を合わせることで、乱視を矯正することができます。
乱視用のカラコンには、乱視度数(円柱度数)を示すCYL.
Power(シリンダーパワー)と、乱視軸(円柱軸)を表すAXIS(アクシス)の表示があります。
見え方には個人差があるので、眼科医の診断を受診して自分の眼に合った乱視用カラコンを選びましょう。
乱視用のカラコンを購入する際の注意点や選び方
乱視用カラコンの特徴を紹介しましたが、実際にはどのように購入していけばいいのでしょうか?
数あるカラコンの中から、乱視用カラコンを探し出すのはとても大変!と悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
乱視用カラコンを購入する際にチェックするポイントは2つ。
■CYL(乱視度数)は自分にあったものか
乱視のコンタクトレンズを作る時に「CYL」という数値があります。
CYLとは、乱視度数を表わす数値です。この数値が低いほど軽度の乱視、数値が高いほど強度の乱視という目安になります。
■AXIS(乱視軸)のチェック
乱視度数と同じく乱視用コンタクトレンズ特有データである「AXIS」は、「乱視軸」を表しています。乱視はその角度によってものが二重に見える方向が異なります。乱視軸とは乱視の角度のことで、0〜180度の数値で表されます。
適切な乱視軸と乱視度数のレンズを装用することで、角膜や水晶体の縦・横の屈折力のアンバランスが矯正され、ものがはっきりとみえるようになります。
乱視用カラコンを購入する際には、この2点を事前にチェックして購入することをおすすめします。
しかしながら、AXIS(乱視軸)についてはサイト上でも記載がないことも多々ありますので、気になる方はお店に直接問い合わせるのがいいでしょう。
いずれにしても、乱視用カラコンを購入する際には必ず眼科医の検査・処方を受けてからデータに基づいたレンズを選んでくださいね。
人気の乱視用カラコンはこちら >
乱視カラコンのよくある質問
Q. 乱視用カラコンは普段使ってる乱視用のメガネと同じ度数を選べばいいのですか?
A. メガネとコンタクトレンズではそれぞれ度数が異なることがあります。一度眼科を受診し、かかりつけ医に相談することを推奨します。
Q. 乱視だけど乱視用じゃないカラコンを使っても大丈夫ですか?
A.
乱視の方は乱視用ではないカラコンを使用することはできません。通常のカラコンは乱視を矯正するものではなく目に負担がかかってしまいます。目に合わないカラコンを使い続けると、目を傷つけたり乱視や視力がさらに悪化してしまう可能性があり危険です。