毎日使うカラコン。ワンデーをよく利用する人は1日で破棄するのでカビが生える心配はないと思いますが、2週間装用カラコンやマンスリーカラコンを利用している人は普段どのように保管・お手入れをしていますか?
不衛生に保管・手入れされたカラコンにはカビが発生することも。今回はカラコンに潜む「カビ」の危険性と眼障害のリスク、カビを予防するための方法についてご紹介します。
カラコンにカビが生える?~正しく手入れをしてカビを未然に防ごう~
▼ページ目次▼
カラコンに潜む「カビ」の危険性と眼障害のリスク
カラコンに潜むカビの危険性と眼障害のリスクをご紹介します。
汚れを放置することでカビが発生する
2週間装用カラコンやマンスリーカラコンは毎日のレンズケアが必要です。実際には汚れが目に見えないので面倒がって怠ってしまうこともあるのではないでしょうか。このケアを怠ることでレンズ自体に汚れが溜まりカビが増殖する原因となってしまいます。正しいレンズケア・保存が必要です。
眼障害のリスク
<アカントアメーバ角膜炎>
アカントアメーバは、池や川、水道水のなかなどに生息する原虫であり、アカントアメーバ角膜炎の誘因の9割以上はコンタクトレンズ装用が誘因になっています。
カラコン・クリアレンズの不適切な使用が引き金となっている症例が多くみられます。
症状としては眼にゴロゴロとした異物感を感じ、続いて強い眼痛が現れるようになります。
その後、結膜充血(白目の充血)が起こり、感染した場所によっては視力低下も現れます。
レンズを洗浄せずに放置すればアカントアメーバが吸着してしまい、その部分から原虫が侵入して感染してしまいます。感染を防ぐためには、コンタクトレンズを使用するときに必ず専用の精製水で洗浄し、保存することが大切です。
その他にも汚れが付着していたりカビの生えたレンズを着用することで起こる眼障害はあります。
もちろん、レンズだけではなくレンズケースの汚れにも注意が必要です。レンズケースのケアを怠ったり保存液を変えなかったりすることにより、雑菌が繁殖しカビが生える原因になります。
カラコンにカビが生えてしまう原因は?
カラコンに潜むカビの危険性と眼障害のリスクをご紹介しました。
ではどんな状況でカビが発生するのか確認していきましょう。
保存液を交換していない
前日使った保存液をそのまま使用したり、長期間保存液を放置したりすることで、レンズケースに汚れ蓄積してカビが生える原因となります。カラコンを保管するときには、カビの繁殖を抑えるために必ず毎日保存液を交換する必要があります。
レンズケースを定期的に交換していない
レンズケースは洗浄しているからという理由で長期間使用している方もいるのではないでしょうか。
洗浄していたとしても長期間使用することで細菌が繁殖する原因となるので定期的に新しいケースと交換しましょう。
レンズケースが濡れている
レンズケースを濡れたまま使いまわしていると、水道水が保存液と混ざりレンズに細菌が繁殖し、先ほどご紹介したアカントアメーバ角膜炎の原因にもなりかねません。レンズケースの洗浄後は必ず自然乾燥をするようにしましょう。
コンタクトを外すとき、面倒になって前日の保存液を使用してしまったり、レンズケースを洗浄せず使用してしまう方も
いるのではないでしょうか?少しのメンテナンスでカビは防げるのでカビが発生しないよう、注意が必要です。
カラコンにカビが生えたときの対処法
カラコンはレンズにデザイン・着色されているので見つけづらいですが、白い斑点やオレンジの変色があった場合はカビが生えている可能性があります。
一度カラコンにカビが生えてしまうと洗浄してもレンズの中まで菌が繁殖している可能性があるので絶対に使用しないでください。
また、レンズケースもカビが生えやすいことをご紹介しましたが、レンズケースであっても同じです。
カビはプラスチックにつきやすい特徴を持っているため、レンズケースにカビが発生する可能性があります。特にレンズケースのフタにカビが繁殖しやすいと言われています。レンズケースにカビを発見した際には絶対に使用せず、新たしいケースにしましょう。
まとめ~カラコンとレンズケースを清潔にしてカビを予防しよう~
カラコンにカビが生えてしまう原因と、その対処法についてご紹介しました。
カビが生えたカラコンを使用することは感染症を引き起こす原因となり大変危険です。
1度でもカビが生えたカラコンは絶対に使用しないこと、またカビを発生させないためにも普段からレンズとレンズケースを清潔にしておきましょう!
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