プールでのカラコン・コンタクトレンズの使用はOK?~起こりえるトラブルや注意点~
コンタクトレンズを日常的に使用している人は特に、
「視界が悪くなる」「盛れなくなるのはいや!」という理由で外したくないと思うかもしれません。
そもそも、プールでのコンタクトレンズの使用はOKなのでしょうか?
今回はコンタクトレンズを使用したままの入水について、ご紹介します。
▼ページ目次▼
プールでのコンタクトレンズ使用はOKなの?
プールでのコンタクトレンズ使用は基本的にNGとされています。
プールの水にある雑菌が水を介して目の中に入ることで感染症にかかるリスクが高まってしまいます。
消毒に使用されている塩素もまた、コンタクトレンズに良いものではありません。
レンズにプールの水が付着することでレンズが変形してしまうなどのトラブルが発生することも考えられます。
またゴーグルの使用などで回避できるのでは?と思われがちですが、
ゴーグルを使用していても完璧に水を避けることはできませんよね。
そのままの入水はもちろん、ゴーグルを使用しての入水も基本的にはNGです。
コンタクトレンズをつけたままプールに入るとどうなるの?
コンタクトレンズを使用したままプールに入ることはNGとご説明しました。
ここではコンタクトレンズを使用したまま入ったことでどんなトラブルが発生してしまうのかご紹介していきます。
✔目が傷つく、感染症にかかる
特にソフトコンタクトレンズを使用している場合はレンズの吸水率が高いため、
外さずにプールに入ってしまうと塩素や雑菌を目にいれてしまう可能性があります。
✔コンタクトレンズが変形する
ソフトコンタクトレンズを着用していると特にみられるトラブルです。
浸透圧の違いによりレンズの変形や膨張が発生する場合があります。
そのまま使用すると目のトラブルに繋がりますので変形したコンタクトレンズは装用しないようにしましょう。
※浸透圧…濃度の異なる2つの液体があった場合に、濃度の薄い方の水分が、半透膜を通して濃度の濃い方の水分に移動するときの圧力のこと。
✔コンタクトが外れる
水の中で使用することによりコンタクトが外れてしまう可能性があります。
急に目が見えなくなることで事故の危険性もあります。
プールに入るときはどうしたらいいの?
コンタクトを使用しないとなるとプールに入るときに視界がぼやけてしまいますよね。
コンタクトレンズを普段から使用している人はどうやって対処すればいいのでしょうか?
✔度付きのゴーグルを使用する
度付きのゴーグルを使用すればコンタクトレンズを装用していなくても視界を保てるので、安心して泳げます。
メガネ店やネット通販でも購入できます。
✔ワンデータイプのコンタクトを装用してゴーグルを着用する
度付きのゴーグルを用意するのが難しい人はコンタクトを装用した上からゴーグルを着用してください。
しかし、目にトラブルを起こす可能性は十分にありますのでおすすめはしません。
コンタクトレンズを装用してプールに入ってしまったときは?
プールといっても水泳のようにしっかり顔を水につけて入るときと、女性は得に娯楽として首から上はつけないで入るときもありますよね。
特にカラコンを使用しての入水となると遊びでプールに入るときが多く、顔はつけないから大丈夫と思う方が大半だと思います。
もちろん、顔を水につけることがなくても水しぶきが目にはいったり、誤って顔についてしまったりと、
目にトラブルを起こす可能性は避けられませんので、コンタクトレンズを装用したままプールにはいってしまった場合は以下の点を守りましょう。
✔つけていたコンタクトレンズはすぐに外す
つけていたコンタクトレンズはすぐに外しましょう。
雑菌が目にとどまる時間を少しでも減らして、目のトラブルを少しでも避けましょう。
✔目を洗い流して新しいコンタクトレンズに替える
目をしっかりと洗い流し、目を休ませてから新しいコンタクトレンズに替えてください。
プールにいくときは、替えのコンタクトレンズを持ち歩きましょう。
まとめ
コンタクトレンズを装用したままプールに入ることは感染症のリスクが高まります。
安全に使用するためにも、プールにはいるときはコンタクトレンズの装用は出来る限り避け、目の安全を守りましょう。
目の痛みやかゆみ、充血などの症状がある場合は、速やかに眼科を受診しましょう。